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破沙盆

破沙盆

ぼん

とうげん』他
〔五灯会元、巻二十、天童咸傑禅師〕
一日、庵問、如何是正法眼。師遽答曰、破沙盆。庵頷之。
一日いちじつあんう、「如何いかなるか正法眼しょうぼうげん」。にわかこたえていわく、「ぼん」。あんこれうなずく。
  • 『新版 禅学大辞典』には、「破れたすりばち。転じて、無用のものの意」とある。【破沙盆】
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「『沙盆』は、素焼の脆い盆。『破』は、ひびが入っていること」とある。【破沙盆】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「沙盆はすり鉢のこと。すり鉢をぶち破れ。役に立たない無用物の意」とある。【破沙盆】
  • 『禅語字彙』には、「破れすり鉢なり。無用物、また價値の付けやうの無き物の意」とある。【破沙盆】
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