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破草鞋

破草鞋

草鞋そうあい

『碧巌録』他
〔碧巌録、第十二則〕
擧、僧問洞山、如何是佛。(鐵蒺藜。天下衲僧跳不出)山云、麻三斤。(灼然破草鞋。指槐樹罵柳樹、爲秤鎚。)
す、そう洞山とうざんう、如何いかなるかほとけ。(鉄蒺てつしつてん衲僧のうそうちょうしゅつ。)さんいわく、三斤さんぎん。(しゃくねんとして草鞋そうあい槐樹かいじゅしてりゅうじゅののしって、秤鎚びんついす。)
  • 『新版 禅学大辞典』には、「やぶれわらじ。何の役にも立たないこと」とある。【破草鞋】
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「ぼろわらじ。弊履。行脚(修行)を長年積み重ねた人にも喩える」とある。【破草鞋】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「ちぎれワラジ。何の用にもならん」とある。【破草鞋】
  • 『禅語字彙』には、「古るわらじ也。破沙盆と同意義にいふ」とある。【破草鞋】
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