>   五十音順   >   あ行   >   幾片落花随水去
幾片落花隨水去

幾片落花隨水去

幾片いくへんらっみずしたがって

人天にんでん眼目がんもく
幾片落花隨水去、一聲長笛出雲來。
幾片いくへんらっみずしたがってり、一声いっせいちょうてきくもきたる。
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「無意無心の妙趣。花に心無く、水に意なく、雲も人も亦無心。現成あるがままが悟りの妙旨」とある。【幾片落花隨水去一聲長笛出雲來】
  • 『禅語字彙』には、「花に心無く、水に意なく、雲も人も又無心なりの意」とある。【幾片落花隨水去一聲長笛出雲來】
  • 有馬頼底監修『茶席の禅語大辞典』には、「数片の落花が水に流れて行き、雲の彼方からは笛の音が聞こえてくる。落花無心、水も無心。雲無心、笛の音も無心。ただ流れ去り、ただ出て来って跡をとどめず。洒々しゃしゃ落々らくらくと、こだわりのない無念無心のはたらきをいう」とある。【幾片落花随水去 一声長笛出雲来】
五十音順
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
月別
一月 二月 三月
四月 五月 六月
七月 八月 九月
十月 十一月 十二月
慶事