>   五十音順   >   か行   >   金烏急玉兎速
金烏急玉兎速

金烏急玉兎速

きんきゅうぎょくすみやかなり

『碧巌録』第十二則
金烏急玉兎速。善應何曾有輕觸。
きんきゅうに、ぎょくすみやかなり。善応ぜんのうなんかつきょうそくらん。
  • 金烏 … 太陽の別称。太陽の中にいるという三本足のカラスから。
  • 玉兎 … 月の別称。月にウサギが住むという伝説から。
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「『金烏』は日の、『玉兎』は月の異称。日月の過ぎ行く速さ」とある。【金烏急、玉兎速】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「悟りのすぐれたはたらきには分別を容れ難い。變化の急速なるさま。金烏は太陽、玉兎は月」とある。【金烏急玉兎速】
  • 『禅語字彙』には、「日月の運行に喩へて、事の變化の急速なるをいふ」とある。【金烏急玉兎速】
五十音順
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
月別
一月 二月 三月
四月 五月 六月
七月 八月 九月
十月 十一月 十二月
慶事