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雲無心而出岫

雲無心而出岫

くもしんにしてしゅう

『古林清茂禅師語録』、『恕中無慍禅師語録』他
雲無心而出岫、水盈科而或流。
くもしんにしてしゅうで、みずあなちてあるいはながる。
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「何ものにも執われぬ自由自在なはたらき。無心の境界をいう。(岫は山の穴。科はくぼみのこと)」とある。【雲無心而出岫水盈科而或流】
  • 『禅語字彙』には、「任運無作の妙用をいふ」とある。【雲無心而出岫水盈科而或流】
  • 有馬頼底監修『茶席の禅語大辞典』には、「雲は悠々と山の洞穴から湧き、流れる水はくぼみに満ちて、またサラサラと流れだす。なにものにもこだわらず任運にんぬん自在、無心にして行じている様子」とある。【雲無心而出岫 水盈科而或流】
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