鳥倦飛而知還
鳥飛ぶに倦んで還るを知る
陶淵明「帰去来の辞」
雲無心以出岫
雲無心にして以て岫を出で
鳥倦飛而知還
鳥飛ぶに倦んで還るを知る
- 岫 … 山中の岩穴。
- 倦 … 疲れる。
- 柴山全慶編『禅林句集』には、「自己を忘じた無心の用處をいう。又現成そのままが悟りの妙趣」とある。【雲無心以出岫鳥倦飛而知還】
- 『禅語字彙』には、「自己を忘じた行履をいふ」とある。【雲無心而出岫鳥倦飛而知歸】
- 有馬頼底監修『茶席の禅語大辞典』には、「……雲は山から湧いて飄々とながれ、鳥は飛び疲れて巣に還っていく。雲無心、鳥も無心。任運自在の大いなるはたらき」とある。【雲無心而出岫 鳥倦飛而知還】
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関連リンク
- 陶淵明(ウィキペディア)
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