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無心歸大道

無心歸大道

しんなれば大道だいどう

『古尊宿語録』巻四十五
仙學迷多説。當依柱史評。無心歸大道。有得失長生。物我同真宰。親踈豈可名。良哉衆妙本。一一在忘情。
  • 大道 … 仏法の大道をさす。
  • 芳賀幸四郎『新版一行物』には、「……『無心』とは、(中略)ああのこうのと作為したり、何やかやと取捨分別する心のないこと、簡単にいえば先きに説いた『無心』『平常心』のことである。すでに『平常心 是れ道』であるから、平常心すなわち『無心』になれば、そこからでる言行うんがおのずから道に合するのは、理の当然というべきである。真に無心の境涯に体達して天地自然の大道と一つになって悠然と生きたいものである」とある。【無心帰大道】
  • 沖本克己/竹貫元勝著『これで大丈夫禅語百科』には、「無心とはもちろん空白状態のことではない。あれこれ作為したり選り好みしたり、あるいは悟ってやろうなどというはからいを捨てることである。大道とは菩提、悟りのことであり、茶道のおうと考えてよい。平常心びょうじょうしんの境涯に徹すれば自ずから開けてくる」とある。【無心帰大道】
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