萬物生光輝
万物光輝を生ず
「長歌行」(『楽府詩集』巻三十)
陽春布德澤
陽春 徳沢を布き
萬物生光輝
万物 光輝を生ず
- 陽春 … 暖かな春の季節。
- 徳沢 … よい恵み。恩恵。
- 光輝 … かがやき。
- 芳賀幸四郎『新版一行物』には、「……元旦試筆などによく揮毫されることが多い。それだけにまた新春の茶会の床でしばしば拝見する句でもある。(中略)悟りの眼をもって眺めてみると、人間はもとより禽獣虫魚・草木瓦礫に到るまで、みなそれぞれに『如来の智慧徳相』すなわち仏性をそなえ、個々にみな大光明を放っているのである。迷っていて眺めた世界と同じものであるのに、悟りを開いたことによって、その世界の様相がガラリと面目を一新し、光明嚇奕たるものとなる」とある。【万物生光輝】
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- 楽府(ウィキペディア)
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