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曹源一滴水

曹源一滴水

曹源そうげん一滴水いってきすい

『碧巌録』第七則
一日法眼陞座。有僧問、如何是曹源一滴水。法眼云、是曹源一滴水。其僧惘然而退。
一日いちじつ法眼ほうげんしんす。そうう、「如何いかなるか曹源そうげん一滴水いってきすい」。法眼ほうげんいわく、「曹源そうげん一滴水いってきすい」。そう惘然もうねんとして退しりぞく。
  • 『新版 禅学大辞典』には、「曹渓六祖の法源より流出した正法の意。祖師西来意と同義」とある。【曹源一滴水】
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「六祖慧能の住持の地曹渓に源をもつ谷川の水」とある。【曹源一滴水】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「曹源は曹溪の源泉、曹溪は六祖慧能のこと。六祖慧能を法源として流出せる正法の一滴水。禪の根本精神をさす」とある。【曹源一滴水】
  • 沖本克己/竹貫元勝著『これで大丈夫禅語百科』には、「『曹』とは禅宗の第六祖であるのうが住んでいた曹溪という谷のことであり、曹溪は慧能自身をも指す。六祖の大成した禅はその後五家ごけしちしゅうとして栄え、日本でも二十四流の禅が伝わって栄えた。慧能という、曹溪の谷をみなもととして発した一滴の水が天下をうるおしたことをいう」とある。【曹源一滴水】
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