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清風拂明月

清風拂明月

清風(せいふう)明月(めいげつ)を払(はら)う

『人天(にんでん)眼目(がんもく)』巻一
問、如何是先照後用。(中略)黄龍新云、清風拂明月。(中略)如何是先用後照。龍云、明月拂清風。
問(と)う、如何(いか)なるか是(こ)れ先(せん)照(しょう)後(ご)用(ゆう)。(中略)黄(おう)龍(りょう)新(しん)云(いわ)く、清風(せいふう)明月(めいげつ)を払(はら)う。(中略)如何(いか)なるか是(こ)れ先用(せんゆう)後(ご)照(しょう)。龍(りょう)云(いわ)く、明月(めいげつ)清風(せいふう)を払(はら)う。
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「體が用となり、用が體となり、無礙圓融する」とある。【清風拂明月明月拂清風】
  • 『禅語字彙』には、「本體が作用となり、作用が本體となりて、一方に固定せざるをいふ」とある。【清風拂明月明月拂清風】
  • 芳賀幸四郎『新版一行物』には、「天空に皓々(こうこう)たる明月がかかり、虫声しきりな薄(すすき)の原を颯々(さっさつ)と秋風の吹きすぎるという清夜の風情を叙したもので、一読、なんともすがすがしい名句である。(中略)まさに凡聖・迷悟などの一切を忘れ、内外ともに空に徹しきった、すがすがしい無一物の境涯を、月白風清の風景に託して詠じたものである」とある。【清風払明月 明月払清風】
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